2・5次元の彼女

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ユウとHARUが部屋を出て行く後ろ姿を見送りながら、残された景斗は自分に言い聞かせていた。

これで良かったんだ。

ユウとHARUをふたりきりにすることができた。
これでユウは喜んでくれるだろう。

胸の痛みに蓋をする。自分の感情なんかどうでもよい。

彼女の役に立てた。
これで良かった。


だがひとつ気がかりなのは、HARUが慌てて隠したあの写真――

HARUさん、『内緒』って
どういうこと……?

ひょっとして、僕らに隠していることがある?

あくまで、想像の話だけど
僕の予想が正しければ……