照れくさくて、そしてなんだか嬉しくて、分からない振りをした。
「ステージって何? 劇団にでも入るつもり?」
笑いながらそんなことを言って、近くの服に目を落とし、ごまかす。
軽くあしらわれて、意図が通じていないと思ったのだろう。
背を向けて服を選ぶ私に、景斗はゆっくりと言葉を続けた。
「ずっと好きな人がいるんだ」
突然の告白に、肩が、ぴくりと震えた。
走り出した鼓動に気づかれないように、私は何事もなかった振りで「ん?」と相槌を打つ。
「彼女は、僕を男性として見てくれていなくて――」
悲しげに自嘲する彼。
そんなことない、なんて言えない。
「ちゃんと僕のことを、見て欲しいんだ」
見て欲しいと言われて、思わず振り返ってしまった。
視線がばちんと重なって、彼の瞳が私を捕らえる。
いつになく甘い表情。
目が離せない。
鼓動が速くなって、体温が上がっていくような気がした。
景斗が柔らかい笑顔で言った。
「彼女に、愛してもらえるような服、ない?」
「……っ!?」
視線の鎖が解けて、私は高潮した頬を隠すように後ろを向いた。
分かったから
もう恥ずかしいから
これ以上言わないで!
「ステージって何? 劇団にでも入るつもり?」
笑いながらそんなことを言って、近くの服に目を落とし、ごまかす。
軽くあしらわれて、意図が通じていないと思ったのだろう。
背を向けて服を選ぶ私に、景斗はゆっくりと言葉を続けた。
「ずっと好きな人がいるんだ」
突然の告白に、肩が、ぴくりと震えた。
走り出した鼓動に気づかれないように、私は何事もなかった振りで「ん?」と相槌を打つ。
「彼女は、僕を男性として見てくれていなくて――」
悲しげに自嘲する彼。
そんなことない、なんて言えない。
「ちゃんと僕のことを、見て欲しいんだ」
見て欲しいと言われて、思わず振り返ってしまった。
視線がばちんと重なって、彼の瞳が私を捕らえる。
いつになく甘い表情。
目が離せない。
鼓動が速くなって、体温が上がっていくような気がした。
景斗が柔らかい笑顔で言った。
「彼女に、愛してもらえるような服、ない?」
「……っ!?」
視線の鎖が解けて、私は高潮した頬を隠すように後ろを向いた。
分かったから
もう恥ずかしいから
これ以上言わないで!



