近い距離で見上げられて、どきりと心臓が跳ねた。
相変わらず膝の間からはどいてくれない。
動くと触れてしまいそうで、怖くて身動きが取れない。
よくよく見ると、小柄な身長や髪型、童顔なところが、どことなくユウに似ているな、と景斗は思った。
そんなことを意識してしまうから、余計に鼓動が止まらなくなる。
「あの、もしよければ」
綾の手が、景斗の膝に触れた。
ぴくりと身体が震えたのが、伝わっていないことを祈る。
「もう少しふたりで飲みませんか?」
見上げる瞳に、不覚にも可愛いなんて思ってしまう。
いけない。
このままだと、オフ会のときの二の舞になりかねない。
理性を保たねば。
景斗は自分に言い聞かせながら、目線を逸らした。
「今日は、また寝てしまいそうなので、帰ります」
それを聞くと、綾は泣きそうな顔をした。
傷つけてしまったかと思い、慌てて景斗は言葉を付け足す。
「嫌とか、そういう意味ではなくて、本当に今日は疲れていて……」
「いえ」
綾は、変わらず悲しい目をしながらも、微笑みを返した。
「こちらこそ、ごめんなさい。帰りましょう」
相変わらず膝の間からはどいてくれない。
動くと触れてしまいそうで、怖くて身動きが取れない。
よくよく見ると、小柄な身長や髪型、童顔なところが、どことなくユウに似ているな、と景斗は思った。
そんなことを意識してしまうから、余計に鼓動が止まらなくなる。
「あの、もしよければ」
綾の手が、景斗の膝に触れた。
ぴくりと身体が震えたのが、伝わっていないことを祈る。
「もう少しふたりで飲みませんか?」
見上げる瞳に、不覚にも可愛いなんて思ってしまう。
いけない。
このままだと、オフ会のときの二の舞になりかねない。
理性を保たねば。
景斗は自分に言い聞かせながら、目線を逸らした。
「今日は、また寝てしまいそうなので、帰ります」
それを聞くと、綾は泣きそうな顔をした。
傷つけてしまったかと思い、慌てて景斗は言葉を付け足す。
「嫌とか、そういう意味ではなくて、本当に今日は疲れていて……」
「いえ」
綾は、変わらず悲しい目をしながらも、微笑みを返した。
「こちらこそ、ごめんなさい。帰りましょう」



