中学校に入って初めての文化祭。
気持ちはとても高ぶっていたし。楽しみだった。 
演劇部は、「赤⚪のアン」を演じることになった。1年生はモブキャラや、背景を出し入れ程度しかやらなかったが。本当の役の先輩が本番休んだときのように、1年生にも主役の代役を任せられていた。
ある日、部活動のとき私たちは通常背景などをやるので、いつもどうり、なおかつ真剣に舞台を引き立てようと思った。
でも、ある女の子が、背景や、小道具の出す場所を間違えてしまった。
もちろん、それは指摘されたし、気をつけようね。
と言われた。そこまでは良かった。
でも、それを指摘していなかった部長が突然。
「アナタたちが、私たちの演技をちゃんと見ていないということが今回分かりました。」

その場にいた全員が凍りついた。
言われたときは、そうだなと思った。
でも、家に帰って自分でもう1度考えてみたが。違うと思った。
先輩達の演技を見ていなかったら、私たちは代役の練習は出来ない。お手本がいない。
演技をみないと、小道具をどこで出せばいいか分からない。
勝手の私のいいぶんだということわ、わかっています。
でも、今でも私はそれを言った部長を許せないでいます。
例え。他の人に何を言われたってこれは絶対許さない。