君とカフェで会えたら

=そして約束の日の土曜日=

この日は朝から曇っていて蒸し暑い日だった
私はこの日のバイトが終わると身支度を整えて裏口を出た、
そこには少し疲れた顔をした湊先輩が立っていた。
私はいつも通りの元気な笑顔で言った
「先輩っ!お疲れ様です」
湊先輩は私の姿を見て安堵した表情で言った
「可鈴ちゃん今日もお疲れ様、疲れてるのにゴメンね」
「私は全然大丈夫ですよ?それより先輩顔色悪いですけど大丈夫ですか?」
「えっホントに?」
先輩の顔色を見て熱中症予防に常備しているタブレットを取り出して言った
「先輩口開けてください」
「え?」
「いいから早く!」
先輩が口を開けた瞬間にタブレットを入れた
可鈴「これ、熱中症予防のタブレットです、バイト中に具合悪くならない様に常備してるんです弟達も水分補給すぐ忘れるからしょっちゅうコレ食べさせて乗り切ってて··」
健吾「可鈴ちゃん、ありがとう··大分良くなった··そう言えばしばらく水分摂ってなかったかも」
可鈴「やっぱりそうだったんですね··良かった〜」
健吾「えっ?」
可鈴「脱水症状って中々自分で気付けないんですよね、だから怖いっていうか」
健吾「ホント可鈴ちゃんが居てくれて助かったよ」可鈴は健吾の顔を見つめて言った
可鈴「··顔色···だいぶ良くなりましたね」
健吾「え··」
すると可鈴はタブレットの粒が入った袋一袋を健吾に手渡した。
可鈴「コレ先輩にあげます」
健吾「えっいや悪いよ可鈴ちゃんの分が無くなっちゃうし」
可鈴「私のはまだ有りますから気にせず貰って下さい、誰もいない時にまた熱中症になったら大変なので」
健吾「う··何かホント世話かけてばかりでゴメンね」
可鈴「こんなの世話の内に入りませんから大丈夫です、それよりヒロ先輩はどうしたんですか?」
健吾「アイツはちょと遅れるみたいだから先に行ってようか」
可鈴「そうなんですね··分かりました」