君とカフェで会えたら

私は動揺して麻友に縋(すが)った
可鈴「どっどうしよう麻友っ···湊先輩にお姫様抱っこなんてされたらっ湊先輩が好きな3年生に目をつけられたよねきっと!!どうしよう〜っ!!」
麻友「可鈴落ち着いて!って言っても、落ち着いてらんないよね··」
可鈴「私目立ってた···?」
麻友「えっ··う〜ん··目立ってたね」
可鈴「はぁ〜どうしよう」
落胆する私の肩にミサが手を置いて言った
ミサ「可鈴!ドンマイ!」
可鈴「ミサたち完全に面白がってるでしょ」
ミサ「そんなことないよっ心配してんの!」
可鈴「目が笑ってるもーん」
ミサ「えへっバレた?」
するとそこに同クラの田辺君が来て何故か名前を呼ばれた。
田辺「安里ー何か3年女子が放課後3年の校舎裏に来いってさ」
(うわ〜早速呼び出された···)
可鈴「わ、分かった··ありがとう」

(どんなことを聞かれて、どんなことを言われるのか大体予想はつく···湊先輩とはどんな関係なのか、一年のくせに生意気とか···責められるのは目に見えている···嫌なら行かなければいいだけの話だけど、行かなかったら火に油を注ぐようなもので···更に事態を悪くするだけなので私には先輩達を無視する勇気なんて無かった)

=放課後=
チャイムが鳴ると麻友が心配そうに近寄ってきて言った
「この後、本当に行くの?」
「う、うん···怖いけど行かなかったら更に事態を悪くするだけだと思うし」
麻友「私も一緒に行くよ」
「いやー大丈夫だよ!多分詳しく聞きかれるだけだと思うし」
麻友「でも!」
「麻友、ありがとう···でも、私一人で頑張りたいんだ」
麻友「可鈴··」
(これ以上麻友に迷惑かける訳にはいかない、もし麻友が一緒に行って怪我でもさせちゃったらって考えたら···そっちの方が何倍も嫌だから)
私は心配する麻友を他所に教室を出た。