君とカフェで会えたら

 私はさっきの麻友以上に動揺して麻友にすがる様な声で答えた。
[どっどうしよう麻友!この事が先輩の彼女にバレたら私最低じゃん!]

麻友はさっきの私のように落ち着いた声で言った。
[大丈夫だって!だって可鈴は先輩の頼みに答えたってだけなんだし、湊先輩だってそんな事解った上で可鈴を誘った訳なんだし!もし仮にこのダブルデートが彼女にバレて先輩の彼女に可鈴が責められるような事になっても湊先輩が間に入ってちゃんと説明してくれるよ!]

(そうかなぁ?・・・もし私が彼女だったら、たとえ親友の恋を成就させる為の行為だったとしても後輩の女子とダブルデートだなんてやっぱり嫌だよ・・・もし彼女がこの行為を平気で許せるようなら、かなりの大人な考えを持った余裕のある人か、そもそも湊先輩の事をそんなに好きじゃない人のどちらかだと思う。)

[可鈴?ちょっと聞いてる?]
[あっ・・ごめん考え事してた]
[もうっ通話中に考え事しないでよ~罰として今度の休日はダブルデートの服買いに行くの付き合ってよね!]
[えっ?!いいの?行きたい!・・あっでも・・(芽衣達どうしよう)]
[もちろん、弟君達も連れてきてね!]
[えっ?!どうして?]
[どうしてって・・私、知ってるよ?可鈴の家が母子家庭で大変なのも下の兄弟が3人も居て可鈴が毎日兄弟の面倒見てるって事も]

[だ、誰から聞いたの?]
[ん~?内緒!][何それ~!]
[だから今度からは無理には誘ったりしないから安心してよ!って言うか可鈴は一人で何でも抱えすぎなんだよ!私にはそういう大事な事とかちゃんと話してよね!話してくれればさ私達なりに可鈴の助けになれるように行動するのに!]

[・・ありがとう、麻友今の言葉だけで十分心強いよ・・今度からは困った時はちゃんと麻友に相談するね?]
[うん!あっじゃあもうそろそろ切るね!・・可鈴、先輩達とのダブルデートの事・・本当にありがとう!じゃあね!]
[うん!またね]
私は電話を切るとダイニングの椅子に座った