君に捧げる花束を





そう言うと、函南君はびっくりしたように少し目を大きくして私を見た。




けれど、すぐにいつもどおりの無表情に戻ってしまう。








「俺の事、なんも知らないのに?」








信じられないというように、疑いの目を向けてくる函南君がなんだか幼子のように可愛くて。







ひとつ、新しい函南君を見られたことが嬉しかった。