ひたりと交わしあった視線は、言葉より雄弁だったと思う。 もう、揺るぎのないものを表情に表した清花を見て、野風は何も言わずに首を縦に動かした。 じんわりと、暖かいものが胸のそこに満ちていく。 それだけで強くいられる気がした。 清花はただひたすら感謝をこめて野風を見つめ返したあと、皆に向き直った。 "ありがとう、野風" 「あのね。 私は、もうとっくに諦めてたんだ。」