私は放課後まで屋上にいた
もう涙も出なくなった
屋上からはサッカー部が見える
劉は‥
平気でサッカーやってるんだろうな‥
どんなに私が泣いても劉は気にしないだろう
恋って難しいよ‥
はぁ
もう帰ろう‥
かばん教室だし
教室いかないと‥
私は教室に行く
「ちょっ‥なにやってんの?」
そこには
山下君‥
「待ってたんだよ」
山下君は私の椅子に座ってた
「かばんあるし、保健室にいないし‥」
「ごめん‥」
「目腫れてるよ」
「うそ!!??」
「泣いてたんだ」
山下君は‥
本当に優しいよ
自分も悩んでるのに‥
いつも私のことを聞いてくれて‥
「俺と愛沢の仲じゃん」
「山下く‥ん‥‥」
私はもう出ないと思ってた涙がまた溢れ出てきた
「劉‥は‥私のこと‥好きじゃなかったんだよ‥
劉‥は‥冷たすぎた
かっこよすぎた‥私には合わなかったんだよ‥」
泣きながら話した
山下君は一生懸命聞いてくれた
私の言いたいこと
全部山下君に言った。
ありがとう山下君‥
ちょっと心が楽になった気がするよ‥

