馬鹿の使い方



私はいきよいよくドアを開けて劉の元に行った


「‥私もきつかったよ‥‥」


「えっ‥ちょっ‥愛沢!?」


名前で呼んでもらいもできない。

劉の驚いた顔‥


「劉の‥‥馬鹿」



『馬鹿』は劉の口癖


けっこう気付くし

この言葉はあんまり好きじゃないけど‥


『馬鹿』は‥

1番劉が私に使ってくれた言葉だから‥

まぁいっか‥って

思ってた‥


自分は使わいようにしょうともしてたのに‥


使ってしまった

馬鹿って‥


私は走って教室を出て

屋上に行った


だれもいない屋上で泣いてた

涙が止まらなかった


劉がこんなにも好きだなんて

気付かなかった





好き‥

劉が好き



でも

おいかけても

くれないんだ。