馬鹿の使い方



どうせ‥

劉は私のことなんて好きじゃないのかな?


きつい‥

きついよ‥



泣きながら家に帰り

夜も寝られなかった。


そして朝がくる

行きたくないけど‥

行かなきゃならない。



なんかいつもより早く

家を出てしまった。



教室のドアを開けようとした瞬間



「なぁ劉、おまえマジで愛沢と付き合ってんの?」

「はぁなんだよいきなり」


り‥劉!?

私の話してるし‥


私は黙って話しを聞いていた


「いやー全然いちゃついたりしねーしな」


「あぁ‥それは‥ きついんだよ」


え?

きつい‥


ちょっとどういうこと!?


やっぱり‥

きついんじゃん‥


好きじゃないんじゃん‥


けっきょく

私の片思いだったんじゃん