｢なにやってんだよ｣
｢りゅ‥劉‥｣
｢え?知り合い?｣
ちょっ‥
大分怒ってるよ
｢ちょっとこいよ｣
そう言われて
手を強く握られ､引っ張って連れていかれた
｢なにしてんだよ｣
｢な‥なにって見に行っただけじゃんか｣
｢馬鹿!!くんなって言ったよな｣
‥本当‥わかってない
劉は‥私のこと
なんにもわかってない
｢馬鹿馬鹿言わないでよ｣
｢馬鹿は馬鹿だろー
俺の言うこともきけねーのかよ｣
｢はぁ!?意味わかんない
今まで一緒に帰ったことないし‥せっかく一ヶ月なのに‥
劉は本当に私のこと好きなの?｣
言ってしまった
言えなかった言葉
簡単に言ってしまった
劉は下を向いた
好きじゃないんじゃん‥
下向いたし‥
ハハハ‥
こんなんでよく一ヶ月もったよなぁ‥｡
｢最低だよ‥｣
私はその場から立ち去った
本当最低‥
劉も‥私も‥
