「……エディ…じゃあ、引っ越したら、私の方から電話をかけるまで電話はかけないで。
もちろん、手紙もよ!」
「あぁ、そんなことなら僕は全然構わないよ。
でも、僕の気持ちは変わらなくても、君の気持ちが変わったら…
僕は一生一人で君を待つ事になっちゃうね。」
「私の気持ちは変わらない!!
それは間違いないわ!」
「それじゃあ……そうだ!十年後に会う事を決めとかない?
もしも、その時、君に好きな人が出来てたら来てくれなくて構わない。
僕は、そこで君のことを諦めるよ。」
「十年後……」
レイラは、思いがけない遠い未来の話に、すぐには返事が出来なかった。
「……僕にとっては十年なんて取るに足らない時間だね。
そのくらいの時で、君への気持ちなんて揺るがない!
僕にはその自信があるんだ。」
「わ…私だって!
……わかったわ!
それじゃあ、十年後に会うことにしましょう!」
勢いに任せてレイラはそう言い切った。
「決まりだね!
じゃあ、どこにしよう?
十年ぶりの再会なんだから、出来るだけロマンチックな場所が良いね!」
「エディ…!じゃあ、あそこにしない?」
レイラが悪戯っぽい視線を投げかける。
エディは一瞬考えて、嬉しそうな顔で頷いた。
「永久の鐘!」
「永久の鐘!」
二人が同時に声を揃えて言った場所は、いつか二人で行こうとよく話していた有名な観光地だった。
愛し合う二人がその鐘を鳴らせば、二人の愛は永遠に結ばれるというありふれた言い伝えのある場所。
二人の暮らす町からはずいぶん遠く、簡単に行ける場所ではなかったが、二人が働くようになったら旅行がてら行ってみようと以前からよく話していた場所だ。
「そうだね!
僕達が十年ぶりに会うとしたら、永久の鐘しかないよね!
……そうだ!レイラ!
会う日は、クリスマスイヴにしない?
ほら、あの町にはすごく大きなもみの木があって、クリスマスの時期にはその木にとても綺麗な飾りが着けられるって言ってたじゃない!
うん、絶対にその日が良いよ!その日にしよう!
もみの木の下で待ち合わせて、一緒に鐘を鳴らしにいこう!
良いね?レイラ!」
「ええ、良いわ!」
*
*
*
もちろん、手紙もよ!」
「あぁ、そんなことなら僕は全然構わないよ。
でも、僕の気持ちは変わらなくても、君の気持ちが変わったら…
僕は一生一人で君を待つ事になっちゃうね。」
「私の気持ちは変わらない!!
それは間違いないわ!」
「それじゃあ……そうだ!十年後に会う事を決めとかない?
もしも、その時、君に好きな人が出来てたら来てくれなくて構わない。
僕は、そこで君のことを諦めるよ。」
「十年後……」
レイラは、思いがけない遠い未来の話に、すぐには返事が出来なかった。
「……僕にとっては十年なんて取るに足らない時間だね。
そのくらいの時で、君への気持ちなんて揺るがない!
僕にはその自信があるんだ。」
「わ…私だって!
……わかったわ!
それじゃあ、十年後に会うことにしましょう!」
勢いに任せてレイラはそう言い切った。
「決まりだね!
じゃあ、どこにしよう?
十年ぶりの再会なんだから、出来るだけロマンチックな場所が良いね!」
「エディ…!じゃあ、あそこにしない?」
レイラが悪戯っぽい視線を投げかける。
エディは一瞬考えて、嬉しそうな顔で頷いた。
「永久の鐘!」
「永久の鐘!」
二人が同時に声を揃えて言った場所は、いつか二人で行こうとよく話していた有名な観光地だった。
愛し合う二人がその鐘を鳴らせば、二人の愛は永遠に結ばれるというありふれた言い伝えのある場所。
二人の暮らす町からはずいぶん遠く、簡単に行ける場所ではなかったが、二人が働くようになったら旅行がてら行ってみようと以前からよく話していた場所だ。
「そうだね!
僕達が十年ぶりに会うとしたら、永久の鐘しかないよね!
……そうだ!レイラ!
会う日は、クリスマスイヴにしない?
ほら、あの町にはすごく大きなもみの木があって、クリスマスの時期にはその木にとても綺麗な飾りが着けられるって言ってたじゃない!
うん、絶対にその日が良いよ!その日にしよう!
もみの木の下で待ち合わせて、一緒に鐘を鳴らしにいこう!
良いね?レイラ!」
「ええ、良いわ!」
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