雨恋~雨のちキミ~

「理数系っていうか………全体的に?」


様々な掲示物が貼り出される学年ごとの掲示板

うちの高校では、テストの成績上位50人の結果もそこに貼り出される

入学後すぐに行われた実力テストの成績一覧で目にしたものは

上から3番目に陣取る『里中 晴臣』の名前

ただ2番目の人と同じ点数だったので、名前の順番で里やんが後にきただけ

そして、その2番目にあったのが親友『甲斐 柚羽』だ


頭いい2人に挟まれてると、テストのたんびに憂鬱になんねんな…


必死に勉強してもその差は埋まらない


「勉強の仕方が悪いんとちゃう?」


「そんなん言うんやったら、里やんが勉強の仕方教えてや」


「───…」


ん?


突然沈黙が訪れ、里やんの方に顔を向けると

あたしの顔を見ながら固まる彼と目が合った


「どしたん?」


「え…。えーの?」


「は?何が?」


質問の意味が分からない


「例の人………いいん?」


『例の人』と言われ、里やんが何を言いたいのか

少しだけ分かった気がした


「里やんも知ってるん?」


「え、あ…うん。結構噂になってるで。………ってゆーか、そのこと聞きにきたんやけどな」


「………」


「で?付き合ってるって、ホンマ?」


里やんの言葉に、首を少しだけ傾け

曖昧に笑いながら頷く