あたしの他に
1年生は女子2人、男子4人がいた。
「今日の練習を終わります。
ありがとうございましたー」
「「ありがとうございましたー」」
荷物を持って玄関を出たところ。
1年生のみんなが
すぐに帰らずに集まっていた。
「ねーー!今日初めての子だよね?!
名前は!??」
みんなの視線が
一斉にこっちを向く。
「え、えっと」
名前を言おうとする横で
1人の男の子が無言で帰っていく。
マスクをしていて
なんか暗い…
というか…チャラい…というか…
あたしの自己紹介なんて
どうでもいいですか…?
こわ……
「人文学部、齋藤紅音です
よろしくお願いします」
なんとか笑顔をつくれたと思う
「紅音か〜
あたし美穂!よろしく!」
そのあとはなんだか
みんなでわいわいしていて
あたしはなんだかその中に入れずに
先輩たちに
早く帰りな、と言われるまで
作り笑いを続けた。
