HRの終わりのチャイムがなって
図書室に行く準備をしてると、
凉くんが勢いよくあたしの目の前に現れた。
……勘弁してよ…
「ねー模試どうだった?」
「いつも通り…ってちょっと」
教科書たちの下敷きになっていた
模試の結果を書いた紙を
凉くんはしみじみ眺める。
「やーー数学やべぇな」
「…」
ほら、と言って見せてくるのは
凉くんの結果。
数学の偏差値40きってる…
他の科目もあたしより断然悪い…
これで国公立は厳しいのでは…
第一志望校の判定はEのまま
凉くんはあがりそうもない
「すごいなー」
受験期だからか
イライラする
「返して」
「えー?」
