くもりぞら【仮】




凉くんと会話するのは
電車がくるまで。



「あーテニスしたいな、久しぶりに」


「あたしも弓引きたい…」


そう、あたし弓道部です。

上の大会に進める
ひとつしたの順位で入賞。

それが最後の大会。



「ねー…」


凉くんは顔だけ
こっちに向ける。


「ねー」


「何?」


「ん」
とだけ言って
いつの間にか離れていた手を繋ぐ。


こうして照れずに甘えたり
何でも言えるのは凉くんだから