白い彼女


「どうして………苗、木………が………」



「隼人、どうして、死なせてくれなんて言うの!?」



「苗………「貴方は生きてるじゃない!これからも生きていけるじゃない!どうして?貴方には可能性があるのに!!」



「っ………無いんだよ!………俺には、可能性なんて無いんだ。生きていく理由も、生きていく力も。…………もう疲れたんだ。もう自由になりたいんだ」



「嫌よ!死ぬのが自由だなんて、思わないで!私だって………生きたい!生きたいのよ!生きていればいろんな事ができるわ」



「無理だ………苗木には分からない!!」



「隼人………」



「俺だって、自由になりたいよ………アイツになんか……アイツになんか縛られたくない………でも、無理なんだよ………」



「そんなことない!それは隼人が諦めているだけよ!!」



「俺は…………」



「大丈夫、隼人、生きて………お願い………隼人はまだ生きていけるの、まだできる事があるの」



「怖いんだ。俺は、俺はもしアイツから逃げたとして、どうなる?………何も残らないんだ、俺は何もなくなる、俺が産まれた意味は何も無くなるんだ」