「隼人はどうしてこの病院に?」
「俺?俺は………」
ここで本当の事を言って何になるだろうか。どうなるだろうか。この人はどう思うだろうか
「ただ、足が悪かっただけ………もう治った」
「そうなの………治って良かったわね」
君は、なんて聞けなかった
「良かったわね」と、言う彼女の顔はとても寂しそうだったから
「………これ、君が?」
「えぇ、私が描いたの、綺麗に描けたかしら?」
「………とても綺麗だと思う……多分」
「ふふっ、ありがとう」
「どうして《残315日》?」
絵の下の題名
木の絵なのに日にちを書いていて、どういう意味なのか……少し気になった
「題名の事?そうね…………秘密にしておくわ、まだ……ね?」
「まだ?」
「いつか教えるわ」
彼女は悪戯っ子の様にニヤリと笑った


