白い彼女


森のアーチを潜り、昨日の場所を目指す



今日から1週間、仕事が無いから自由にしても良いと葛城から連絡があった



昨日と同じ少しひらけた場所、大きな木と白いベンチ




でもあの人が見当たらない


変わりに、絵の具やパレット、筆などか置いてある



白いベンチに置いてある絵を見ると、真っ直ぐ太陽に向かって伸びる木が、大きく描き込まれていた



《残315日》 


作品名なのか、下の方にそんな文字が書いてあった




ガタガタガタッ



「ッ!」




後ろからの突然の音に、肩がびくっと上がってしまう



ゆっくりと振り替えると、昨日と同じ格好をした白い人が立っている