初恋は幼なじみ

舞が俺をじっと見つめる。


大きな瞳で俺を見上げている。


「ぶ、ブスに決まってんだろ!舞が可愛いとかありえないし!」


舞に見つめられ、俺は思ってもないことを言ってしまう。


あぁ、俺って本当に素直になれない


舞はそんな俺を鋭く睨みつけ、思いっきり俺の足を踏みつけた。


「いったっ!!!」


俺は涙目になりながら足を撫でる。


「もう!慶って最低!きらい!」


ほっぺを膨らまかして舞は去って行った。


「何だよあいつ!」


俺は踏まれた足を撫でながら文句を言った。


「けーいー、お前ほんとに舞のことブスって思ってんの?」


龍は言った。


「…かわいくねーだろ、あいつ」


俺はふくれっ面でまた思ってもないことを言う。


龍はそんな俺をにやっと笑って


「とか言うやつが舞のこと好きなんだよな〜」

と言ってきた。


全身が熱くなるのが分かる。


顔が、体が、耳が、熱い。


「…え、おま、まじで?」


龍は驚いた顔する。