東堂くんは喋らない。





…なのに。



あぁ、人生って本当わからない。






「あっ山本!おはよー!」




カバンを豪快に放り投げ自分の席に着いた松原が、ニコッと笑ってそう言う。


それに気づいて近づいてくる一人の男。




「おー松原ぁ!おっまえ黒くなったなぁ!なんか焦げてんぞ!」




「焦げっ…!?
まじ!?日焼け止め毎日塗りたくってたのに!?」



「おまえそれホントに日焼け止めかー?」




そしてバンバンと松原の背中を叩く山本。




必要以上に仲良く見えるコイツらは、どうやら幼なじみなんて関係らしい。





「………」





無意識のうちに、それをガン見していたらしい俺と、山本の視線がバチッとぶつかる。





……やばい。






「東堂!何だよお前!熱いぞ!
嫉妬の炎が熱いぞ〜!」



「!?!?」




このバカッ…