先生達の話で体育館はシーンと静まり返っている しかし、それは先生の話を聞こうという訳ではなく、殆どが眠そうにアクビを堪えている生徒ばかりだ 顔を隠しながら俯いて寝ている上級者までいる わた私だって寝たいわっ! そう叫びそうになってしまうのは仕方がないだろう その時、先生の緊張を含んだ声に私は顔を上げた 「−―次は、生徒会長によるお話です。」