いつまでも、こんな日々が続いていけばいいと願った。




「きゃっ」




森の奥、鬼羅に連れられてたどり着いたのは川。
浅瀬に足をつけはしゃぐ千代。



「鬼羅も、ほら!冷たくて気持ちいいわ!」

「俺はいい」

「そんな事言わないで、ほら早く!」




千代にせがまれ仕方なく立ちあがる。
側まで行くと千代に腕を引っ張られまんまと水の中。



「おま、・・・たく」

「ふふっ、ほら、気持ちいいでしょう?」





キラキラ輝く笑顔を向けられれば、文句などいえるはずもなく。
鬼羅はしゃがんで水を手ですくうとその水を千代に向けて飛ばした。