鬼姫伝説 Ⅰ




「もう、目覚めることはないでしょう」



鬼羅に斬りつけられた顔を抑えながら、呪術師が答える。





「この森に、牢を作ってあの化け物を閉じ込めよ!」




時光はそう吐き捨てると、鬼羅にも千代の亡骸にも目をくれずその場を去った。







「鬼羅・・・ちぃちゃん・・・」








残されたのは、琉鬼ただ一人。









絶望にただ、立ちすくむしかなかった・・・・・。