「この者こそが、呪術師である。貴様の命と交換に、救ってやってもいい」
「なに?」
「命と交換って!ふざけんなよ!」
鬼羅に変わり琉鬼が怒鳴りつけるが、時光は平然と笑っている。
「・・・鬼羅?おい、しっかりしろよ!あいつの言う事なんか聞くな!」
黙ったままの鬼羅に不安がよぎり琉鬼が鬼羅に駆け寄る。
鬼羅の瞳は揺れていた。
「さあ、どうする。救うか見捨てるか、決めよ!」
「聞くな!」
「・・・必ず、呪いを解くと約束するか」
琉鬼を振り切り鬼羅がそう叫んだ。
時光はにやりと口の端を上げる。
「ああ、約束しよう」
時光は歓喜に声が震えるのを抑えられなかった。


