「バカなことを言ってないで、お前はもう帰れ」
「なんでだよ、ケチ。二人きりになりたいからって」
「アホか、そんなんじゃない」
今度は鬼羅が顔を赤らめ琉鬼に抗議する。
穏やかな時間だった。
こんな時間がいつまでも続けばいいと。
しかし、それを許してはくれなかった・・・・。
「あっ!!!」
千代が悲鳴を上げ、その場に倒れた。
慌てて鬼羅と琉鬼が千代に駆け寄り、鬼羅が千代の身体を抱き起した。
「おい!」
「ちぃちゃん!?」
呼びかけるが千代は苦しそうに表情を歪める。
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