君と奏でるメロディー


んー、きっと男子はわかんないけど女子には手を回してると思うから……


「すみません……あの、ハサミ……持ってませんか……?」


あたしもシレ~っと涙目を頑張ってつくり、弱々しく近くにいた女子にこう言った。


「……フイッ」


すると案の定スルーだ。

やはり手はまわしてあるようだ。


「あははっ!」


三人はあたしたちの様子に納得がいったのか颯爽と自分達の教室へ帰っていった。

予想通りハサミは貰えなかったので、自力でビニールテープを切った。


もうチャイムがなる前なのか人もかなり少なくなった。