いつの日にか



私たちは観覧車から降り、テーマパークを後にした。

もう夜だ。

お店も閉まっている。

とても退屈で、眠たい夜……。

しかし、拓人は迷いなく進む。

拓人を盗み見ると、さっきのこともあってか、複雑な表情をしていた。

灯の消えた街を、手をつないで歩く。

だんだん、街のはずれに来ているらしく、お店の数が減って、代わりに木が立ち込める。