たどり着いたのは小さい公園だった。
そこには、一軒のアイスクリーム屋さんがある。
拓人はベンチに私を座らせ、ちょっと待っててと言い、アイスクリーム屋さんに向かった。
「はい」
差し出されたチョコレートアイスを受け取る。
「ありがと」
とても美味しい。
こんなに美味しい食べ物を食べたのはいつぶりだろう。
よく思い出せない。
アイスクリームを食べながら、ぼーっと空を見る。
突然視界に拓人が入り込んできた。
「どうしたの?」
私は思わずビクッと反応してしまった。
「…ううん、綺麗だなーって」
「そっか。はは、よかった」
「ん?」
私は拓人を見つめた。
「君を見つけた時は、何を見てるかわからなかったから。よかった、連れ出して」
「……うん、ありがと」
私は少し照れながら言ってしまったから、伝わったかわからない。
盗み見た拓人は、何事もないようにアイスクリームを食べていたから、もしかしたら伝わらなかったかもしれない。

