新撰組は私にとって生きて行くには身を寄せていなくてはならない場所であって、別にここに必ずいなければいけない訳ではない。 だからこんな風に思うなんて絶対におかしいんだ。 絶対に……。 「……。……に、……谷、桐谷」 土方の呼ぶ声で正気に戻る。 「お前大丈夫か? 隈も酷いし、顔色も悪い。疲れているんなら部屋で休んでいろ。仕事は別の誰かに頼む」 「いえ、大丈夫です。今日の夜から行ってきます」 力強く言うと土方も納得したようでそれ以上は何も言わなかった。