自称異物少女と誠の武士






「どこに行くつもりだ。話はまだ終わってない。座れ」



睨みをきかせて言っておられますが、やっぱり怖くないですよ。



あと相変わらず上から目線だな。



「拒否したら」



「斬る」



まぁそうでしょうね。



普通の人ならここで座るだろう。



だが、私は人の命令を聞くのが嫌なタイプだ。



だから絶対に座らない。



ただ、ここを出ても帰るところはない。



でもここにはいたくない。



それなら答えは一つ。



「なら斬ってください」



この時オヤジとの約束などすっかり忘れていた。