「好きだから仕事の合間にわざわざここまで来るんだって分からないんですか?私が好きでもない相手にわざわざ会いに来るような人間に見えますか?私が同情で好きだなんて言う人間に見えますか?」 少しだけ悲しそうな顔になった桐谷を見てどうすればいいのか分からなくなる。 「私は山崎さんが好きなんです。本当に好きなんです」 「すまない。ありがとう、日向」 頭を撫でると頬を膨らませる。 「別に今更呼ばれても嬉しくないんですけどね」 そう言ってそっぽを向くが、耳は赤かった。 「俺もお前のことが好きだ」