次の日、俺は裏庭に来ていた。
きっと、ここは誰も来ない、最高ののんびりスポットだ。
俺は裏庭にゴロンと寝っ転がり、空を見つめた。
「ホントに葉山君なのかなあ…」
突然の誰かの言葉に、俺は声のする方に視線を移した。
……遠山さんじゃん。
「何が葉山だって?」
「え!?」
遠山さんは俺に気づかないのか、独り言をブツブツ言っている。
「お、お、大浦君!?」
「どーも、遠山さん。ってゆーか、俺のこと踏んでるんですけど…」
遠山さんはハッと下を見て、
「ぎゃあ!!ごめんなさい!」
と叫んだ。
「ぎゃあ!!とか…、もっと可愛い驚き方しなよ。」
俺はクスクス笑った。
「人のこと踏んでるのも気づかないし、もしかして、スカートの中見えてるのも気づいてない?」
ちょっとからかい過ぎたようだ。
遠山さんは慌てて俺から飛び退いた。
「ち、ちょっと大浦君!ひどいよ!」
「遠山さんいじりがいありすぎ。」
遠山さんといると、嘘なしで笑顔になれていた。


