「…何が悪かったんだろ…。 俺は、その人自身を好きになったはずなのに。 俺自身のこと、好きになってくれなかった…。 きっと、俺自身のことなんて、好きになってくれる人なんか…」 「…そんなことないよ。」 私は、涙目になりながら、大浦君に叫んだ。 「大浦君は、大浦君だから!!」 大浦君が、腕をどかし、赤くなった目で私を見る。 「大浦君は、そのままでいいんだよ。 大浦君のいいところ、好きになってくれる人、絶対いるから。 絶対いるよ!」 私はニッっと笑って見せた。