「ホントに葉山君なのかなあ…」


お昼休み、私はうーんと頭を抱えながら裏庭に来ていた。


実はここ、あまり知られていないのんびりスポットなのだ!


「何が葉山だって?」


「え!?」


いきなり下から声が聞こえて、見ると大浦君が私の真下で寝ていた。


「お、お、大浦君!?」


「どーも、遠山さん。ってゆーか、俺のこと踏んでるんですけど…」


え…と足元を見ると、バッチリ寝ている大浦君の腕を踏んでいた。


「ぎゃあ!!ごめんなさい!」


「ぎゃあ!!とか…、もっと可愛い驚き方しなよ。」


大浦君はクスクス笑った。


「人のこと踏んでるのも気づかないし、もしかして、スカートの中見えてるのも気づいてない?」


大浦君のその言葉に、私は慌てて大浦から飛び退いた。


「ち、ちょっと大浦君!ひどいよ!」


「遠山さんいじりがいありすぎ。」