急いで外に出て人影の無い場所へ向かう。


ついさっきの出来事の緊張と
先生に手を引っ張られた意味を
考えることで、胸が高鳴る。



「あかんなぁ・・・俺」

何も考えることが出来ない。


「え?何が・・・?」


言いづらいよーそんなの。
先生が顔を赤らめてそんな表情をした。



「あんな中3に嫉妬してる」


大島に嫉妬・・・!?
いや、全然嬉しい。


今まで嫉妬なんてしてくれる人
いなかったから。


「嬉しいよ・・・。そういう先生好き」


恥ずかしがり屋の私から
つい本音が出た。


言っちゃったよ・・・