…あ、
手が切れてる。



さっきの殴り合いの所為で椿の左手の甲が切れていた。



「椿、左手出して。」



やられた人たちはあんなボロボロなのに椿はこのかすり傷一つってやっぱすごい。



そんな事を思いながらカバンの中を漁る。




「あれー、今日持ってきてなかったっけ。
……あー、あったあった。」




目的のものを見つけると
素直に手を出している椿の左手にそれを貼る。