「あ。」



ドアの上のスペースで
長い足を無造作に放り出して座っている男がいた。



「…いつからそこにいたの?」



いつものように急いで笑顔を貼り付けて首を傾げながら聞く。



「あ?お前がくるずっと前から。」



男は眉間に皺を寄せて何か探るような目でこっちを見る。