桃と呼ばれた子は 栗色のくるくるとした髪を揺らし 可愛らしい顔を膨らませ 仁王立ちで澪を睨んでいる。 「寝不足なの。寝かせて…。」 「だめ!!!澪!ご飯はちゃんと食べる!!わかった??」 またすぐ寝る格好に入ろうとする澪の腕を引っ張り はいっ!! ピンク色の可愛らしいお弁当箱を澪に渡す。