私は柊の部屋に行く間考えた 目の前にある復讐という自分の念願が叶うことによる戸惑いと喜びをーーー 「明後日…… あぁ長かった でも、やっとなんだ」 口に出してもまだ、実感がわかない でも 私の脳裏にはずっとあいつらに裏切られた記憶が消えないでいる 「あ、ヤバイな 思い出してきちゃった……ッッ」 私はあの 裁判所で両親からいわれた言葉が 頭のなかで鮮明に思い出してしまった