「行くか」

と玄関で待っていてくれた柊に言われ散歩に行った

初めて町を案内してもらった時から何度か散歩につれていってもらったけどいつもより景色が違って見えるなぁ

なんだか綺麗に見える

「ねぇ柊?」

「どうした」

私が話しかけるといつも笑顔でこっちを向いてくれる柊に

「あのね
いつもありがとって言いたくて
初めてあった日からずっとそばにいてくれたでしょ?
私……柊にたくさん迷惑かけたし若頭になっても柊は私のそばにいなくちゃならないでしょ?
大変じゃない」

「なんだ
そんなことか
明日香がそんなこと考えなくていい
それに
明日香のそばにいるのは半分俺がいたいから組長に頼んでそばにいるんだ」

と今まで知らなかったことを言われ

「えっ!?
そうだったの?
でも、
お父さんに頼むなんて……どうして?」

疑問に思って言うと耳を赤くした柊が

「はぁー
本当は言わないつもりつもりだっが俺は明日香が好きなんだ…
初めてあったあの日から」

と言った

「……ッッ
好き…?柊が?私を…?」

「あぁ
そんな何度も言わせるな」

私の問いかけに柊が言った

柊が私のことを好き?
……嬉しい
ううん…こんな言葉じゃたたりないくらい
嬉しい

私は意を決して口を開いた

「あのね!柊…
私も柊のこと…す、好き…です」

と言ったけど恥ずかしくて柊の顔が全然見られなかったからずっとうつむいていると

「本当か?明日香」

と返ってきた

「うん
初めて一緒に寝たときあったでしょ?
私、本当は人がとっても怖かったの
でも、柊は大丈夫だった
ずっと
柊が私のそばにいたから……
気づいたら好きになってたの」

「そうなのか…
じゃあ、俺たちは両思いなのか?」

呟く柊にコクンと私が頷くと

ぎゅっと柊が抱きしてめくれた

「ヤバイな…
すげぇー嬉しい」

そう言ってくれる柊に私も両腕を柊の背中に伸ばしながら

「私も幸せ…
ううん
幸せすぎて怖いぐらい」

と言った

「明日香のことはずっと俺が守ってやる」

しゅう一言一言が私を嬉しくされてくれた