今日は組の集会だ

私は今お父さん…いや組長の横に座っている

ゆっくりと私の横で口を開く組長

「今日
みんなに集まってもらったのは言わなくてもわかってる奴もいるだろうが明日香のことだ」

と言った
続けて

「この半年で明日香は着々と実力をつけた
俺は明日香を今まで空席だった若頭の地位におこうと思う
誰かその事に反論はあるか?」

みんなに向かい問いかけた

「組長…」

そう言ったのはこの中でも実力が認められ組員たちのまとめ役になった敦だ

仲間思いで組員たちの信頼もあつく淳を慕う奴が敦に憧れ新しく組員になったやつらもたくさんいる


敦はどうなのだろうか?
初めて話したときから敦とは仲がいいんだけど
それとこれとは話は別……

仕事に私情を持ち込まないのが暗黙の掟(ルール)

仲が良かろうが悪かろうが関係ない

敦が私のことに対して反対意見を言うことも覚悟のうちだった…


それは仕方ないこと…
敦が何を言うのか…若干の不安が私を襲うなか敦は口を開いた