しばらくして私が落ち着くと
柊がゆっくりと話始めた

「なぁ、明日香…
俺は家族に捨てられたんだ

俺は昔荒れててな…
結構なんでもやってたんだ

その事にあきれた両親は俺に言ったんだ

もうこの家に帰ってこなくていい

ってな

まぁ、
俺はそこまで傷つかなかったが
ずっと繁華街で喧嘩の毎日だった

ダチもいたが信頼する奴らなんて1人もいなくて孤独の中
組長に会って救われたんだ

俺はあの時初めて自分の本心に気づいたんだ


俺は寂しかったんだ




その事を自覚したとき俺は泣いた


組長達が俺を家族にしてくれたんだ
その時のことは今でも、
覚えているよ………………

明日香も
そんな組長達に救われたんだろ?」

と優しく聞いてきた