チクッ

と首に小さな痛みが走る

えっ?と思って鏡で首筋を見てみると小さな赤い物が見えた

「これって…」

あまり知識がない私でも何となくわかる

「俺のっていう証」

柊は笑いながら言った

私、キスマークをつけられてしまった

“俺の”かぁ

首筋につけられたからどうやって隠そうかなって思ったけど
なんだか柊が嬉しそうにしてるから

ま、いいか

と思ってしまう

シャワーを浴びたあと
私は柊にお姫様だっこをされて
ベッドに移動する