「わっ…」

私はお母さんが抱きついてきた反動で
少しよろめいた

「ふふっ
早く空牙に伝えたいわっ!!」

「お父さんも
あ母さんみたいに喜んでくれるかな?」

私はまた、不安になる

「当たり前よ~

明日香が不安がることなんてないわ」

ギュッと私を抱き締めながらお母さんが言った時襖が急に開く


「おいおい
どうしたんだ?」

と、目の前の光景を不思議がったお父さんが言った

ま、そうだよね

私とお母さんが何故か抱き合ってたら不思議になるのも無理ない

「お父さん、私やっと自由になれたよ」

そんなお父さんに私はお母さんと離れ言うと

「……!!
そうか……
頑張ったんだな…明日香」

そう言ってくれた

「うん…
お父さんに黙って行ってごめんね」

私は謝った

「謝ることはない

でも、明日香…後悔はしてないか?」

「うん…
私ね、自首してもらうことにした

でね、真実を警察で話してもらう
私の無実と殺された友達の身の潔白を…


報道されてた偽の情報を拭い去りたい…」

お父さんは柊と同じ事を私に聞いてきたこら、柊の時みたいに私の考えを伝える

すると
「そうか…
明日香が決めたことならなにも言わない」

フッと笑いながらお父さんは言ってくれた

「うん、ありがと

私、お父さんに伝えたいことがあるの…」

「ん?なんだ??」

「私、お父さんの本当の子供になりたいな…

籍を変えようと思うの
高瀬 明日香から尾崎の名字にしたいと思ってる」

少し下を向きながら言い終わってゆっくりとお父さんの顔を見る

お父さんは嫌かな?

少し不安な気持ちでお父さんの返答を待つ