「ご案内いたします~」

と言っているが視線はずっと柊にある

モヤモヤモヤ………

私の胸はそんな気持ちだった


柊はかっこいい………それは否定しないけど!!
隣に彼女がいるのにそんなに柊を見ないで!

って言いたかったけどせっかくの楽しい時間だもん!私は我慢することにした

「どうした?明日香?さっきから仏頂面で」

席についた私に柊が聞いてくる

さっきから回りの女性店員さんの視線にこれっぽっちも気づいていない柊が不思議そうに聞いてきた

「さっきから店員さんの視線がずっと柊に向かってるじゃん

………柊は私の彼氏なのに~」

と言うと

「………ははっ!
そんなことで怒ってたのか?」

柊が急に笑いだし言った

「そんなことじゃないよ」

「周りの女なんか気にするな
俺は明日香しか見てないし好きじゃない

ほらっ、なに食べるんだ?」

と言ってくれた

その言葉に私の機嫌は一気に直りメニューを見ることにした

“明日香のことしか見てないし、好きじゃない”か~

嬉しいな~!

と思ってメニューで顔を隠しながらニヤニヤする口許を柊に見せないようにした