しかし真実は全くの逆だった

殺したのは女子Bで
口止めされていたのは女子Aだったのだ


だから捕まった女子Aは、
言った
“私は、殺してない”と
“殺したのは女子Bなの”と人目を省みず叫んだ

でも警察や家族は自分を信じてくれなく
あっけなく女子Aは捕まった

裁判でも何を言っても信じてもらえなかった

証言台に女子Bが来て
自分が犯人なのに
嘘泣きまでし、嘘の証言をずっと話していた


そして私にだけ見えるように
口もとを隠しながら笑ったのだ