ご飯を食べ終わった後に
お母さん、お父さんと柊、私でおとうさんの書斎に向かった
今日の報告をしに…
「まぁ、座れ」
おとうさんの言葉に従い私達は腰を下ろした
「明日香…今日はよく頑張ったな」
おとうさんの言葉に
「うん
でもね、
結局ね思い描いてた復讐は出来なかった…………」
と私が言うと
「でも、後悔はしていないんだろ?」
そう聞かれた
「後悔はしてない…
けど、私の復讐心ってこんなものだったのかな?って
おとうさん達に協力してもらったのに…」
申し訳ない気持ちでいっぱいだった
私の復讐に協力してもらったのは事実だし
思っていた
復讐を遂行できなかったのも事実…………
「そんなことは考えるな
明日香の今の気持ちを教えてほしい」
「…………え?
私の…気持ち…?」
「あぁ
もし、復讐が足りなかったのなら俺たちで何とかしよう…明日香の望んでいる結果を」
おとうさんが真剣な面立ちでいう
私の気持ち?
…言ってみようかな?
「わ、たしの気持ちは
本当はもっともっと酷いことをしようと思った…
本当はあの人達に立ち直れないぐらいの絶望を与えようと思った…………
あの家族をめちゃくちゃにしようと思ったの…………でも、顔を見たらその決意が揺らいだの」
「そうか」
「うん
弟を見たとき…………悩んでいると知った時、素直に助けてあげたいと思ったの
静さんを見たときにはなんにも思わなかったのに弟を見たときだけは憎しみなんて感情を抱かなかったの
不思議だったし理解できなかった…
私にもあんな感情があったんだなって思って戸惑ったの」
私は嘘偽りなく話す
「明日香は弟さんが大切だったのね…」
今まで話さなかったお母さんが口を開いた
「大切?」
私は聞き返した
「そう
弟さんを助けたいと思ったのはやっぱり、明日香はお姉さんだったのね」
「お姉さん…うん
弟…浩基は私に助けを求めてくれた
それが何だか嬉しかったの…」
そのとき私は初めてこの感情の正体に気づいた
私が浩基を助けたいと思ったのはやっぱり、
“姉”
として浩基を大切に思ってたんだなって
「その感情があることはとっても大切なことよ
戸惑うのはあまり前かもしれないけどその感情を忘れちゃダメよ?」
「うん
忘れない」
お母さんは笑いながら言ってくれた
それに私は素直に頷く



